サントリーホールディングス株式会社「サントリー天然水の森 ひょうご西脇門柳山」
概要
活動企業 :サントリーホールディングス株式会社
活動フィールド: 西脇市黒田庄町門柳(面積1,056ha)
活動期間: 平成22年~
活動の概要(企業・団体作成資料から転記)
サントリー高砂工場(高砂市荒井町)の水源かん養エリアにあたる西脇市 黒田庄町字門柳の人工林及び里山林(生産森林組合所有林等)約1,056haをサントリー
「天然水の森 ひょうご西脇門柳山」と命名し、地域と連携しながら、水源かん養林として高い機能を持つ森に育てるとともに、生物の多様性を保全し、人々が自然と接することのできる森づくりを実施しています。
平成28年5月25日の活動
コーポレートコミュニケーション本部 エコ戦略部 内藤部長より開会の挨拶
準備体操
作業前の準備体操です。
里山の講義
里と水辺研究所の赤松氏より、里山管理の必要性についての説明です。
里山整備のビフォーアフターを、森のiPad(紙芝居)を使って分りやすく説明しています。
森林整備活動
現地に到着後は、班ごとに分かれて作業内容の説明です。
それぞれの班のリーダーの指示に従って作業開始。
ツツジの咲く明るい森を作るため、アセビなどの常緑照葉樹を除伐していきます。
作業が進むにつれ森の中が明るくなっていきます。
この日はお天気にも恵まれ、暖かい一日でした。
天然水の森の視察
この日はエコ戦略本部岩崎課長の案内で、天然水の森の様子を見学させて頂きました。左側に写っている柵は、このエリアに新しく設置された野生獣被害防護用の柵(パタ柵)です。
門柳地域の状況
初年度に鹿柵を設置したエリアです。このあたりはすっかり広葉樹の森に更新されていました。(2016.11.18)
こちらは同じ場所の2011年10月の森のようすです。
隣の尾根を望むシカ柵設置より下のエリアはススキの群生地になっています。(2016.11.18)
こちらは同じ場所の2011年10月の斜面のようすです。
鹿柵を設置した当初、ススキの群生エリアを斜面上の人工林から見たようすです。(2011.10.11)
ドローンの導入
今回の調査から導入されたドローン「PHANTOM 4」です。
かなり扱いやすくなっているそうで、どのような成果が現れるのか今後の活躍が期待されます。
作業道周辺の森林整備
このあたりの森は兵庫県立大学服部名誉教授のご指導で管理しているエリアです。
作業道から離れた場所では環状剥皮を行い、巻き枯らしによる間伐を行っています。
森林作業道門柳3号線
2番目の洗越工の施工部分で見られたオーバーフローのようすです。
植栽木
作業道の路肩部分には、シカ不嗜好性植物の「ミツマタ」と「ひょうご元気松」が植えられています。
「コウゾ」「ガンピ」とともに和紙の材料として用いられる「ミツマタ」です。
マツ材線虫病に強い「ひょうご元気松」
林床部分に植えられた「ミツマタ」順調に生育していました。