概要
企 業 名:フルサト・マルカホールディングス株式会社
活 動 地:宝塚市境野字保与谷 兵庫県立宝塚西谷の森公園
活動期間:令和6年4月1日~令和11年3月31日
活動の概要(企業・団体作成資料から要約転記)
【森づくり】
1.落葉樹の明るい森を創出 -遊歩道入口の森の樹木伐採、明るい森をつくる
2.休憩の場として活用できる空間-休憩場所のベンチを設置、憩いの場の形成
3.生物多様性豊かなスポットを創出-エコスタックづくり
4.水辺づくり-沢筋を活かした水辺づくり
【自然と触れ合う】
1.農舎を中心に、自然の恵みを楽しむイベント(年2回程度)
2.山菜を食べる、タケノコ掘り、シイタケづくり、畑づくり(定期活動のなかで)
ユニソルの森における令和7年7月12日(土)の森づくり活動
令和7年 7月 12日(土)、兵庫県立宝塚西谷の森公園西の谷にある「ユニソルの森」において、樹木・環境ネットワーク協会の鶴田講師による指導のもと、
フルサト・マルカホールディングス株式会社の社員の皆さんによる森づくり活動が実施されました。
同社では、月 1 回、原則として第 2 土曜日に活動を予定しており、今回は令和 7 年 7 月の活動として、猛暑が続くなか 7月 12日(土)に実施されました。
ユニソルの森では、 多様性の高い健康な里山林を再生するために表土の流亡を抑え、土壌中の有機物を増やし、浸透性が高く微生物の住み易い土壌環境の再生を
目指すことを現在の活動方針としています。
令和 7 年 7 月の森づくり活動に参加された鶴田講師を含む 21 名の皆様です。
鶴田講師から B ゾーンに絞って森林整備を実施するとの方針が示されました。
ユニソルの森には、立派な落葉ステーションが設置されていました。
落葉ステーションの中では、微生物や色々な土壌動物により分解が進み、土に還ります。このため、落ち葉は段々と沈み込んで行きます。ここに集められた落ち葉は土壌再生の資材として使われます。
個人で使う鋸や剪定鋏以外の大きな道具は、クローラー運搬車で運びました。
生育している樹木のうち林内を暗くしている常緑樹を伐採しました。
伐採した常緑樹を邪魔にならない大きさに細分化しました。
雨が降ると水が流れる水道(みずみち)に筋置きを設置し、土壌の流亡を防ぎます。
斜面のあちこちに段切りをし、筋置きを配置します。
伐採した樹木の先端を尖らせて、溝の斜面下側に打込む杭を作成しました。
段切りの斜面下側に杭を打ち込みました。
杭の斜面上面側に横木を設置しました。
地拵えする前に大型のドライバーで溝に浸透穴を開けました。
土壌改良のためにドライバーで開けた穴に炭を散布しました。
微生物のすみかになります。
横木の上に伐採した常緑樹の枝葉を編み込み、枝ガラを組みます。
横木の上に伐採した常緑樹の枝葉を差し込み、筋置きの完成です。
次回以降の森林整備のために、使用したノコギリ等の道具の手入れをしました。
森林整備をしている現場に、ヤママユガ科の大型の蛾である「オオミズアオ」の幼虫がいました。参加者の皆さんが写真を写すなど、注目を集めていました。
【参考】大型の蛾である「オオミズアオ」の成虫はこの様な美しい姿をしています。
(この写真は、兵庫県立三木山森林公園で撮影しました。)
鶴田講師から本日の施業に関する講評を聴き、森林整備が終了しました。
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