TOYO TIRE 労働組合「TOYOいきいき森づくり」

概要

活動団体:TOYO TIRE 労働組合

活動フィールド:加東市上久米 1081-3 兵庫県立やしろの森公園 (面積約 0.2ha)

活動期間:令和4年度~

活動の概要(企業・団体作成資料から転記)

 兵庫県やしろの森公園において森づくり活動へ参画し、生物多様性保全のための森林整備(不要木・ササ除去等)を実施するとともに、萬葉集に歌われた植物の植栽や散策路の階段設置等、「萬葉の小径プロジェクト」を支援する。
 萬葉の小径プロジェクトへの参画を通じて、持続可能かつ豊かな社会づくりへの貢献を目指すとともに、地域社会との協働・共生、さらには活動を通じた組合員の成長と心身の健康増進を図る。

TOYO TIRE 労働組合「TOYO いきいき森づくり」令和6年春の活動

 令和6年3月9日(土)、加東市の兵庫県立やしろの森公園の里山林で「TOYO いきいき森づくり」が下記のとおり行われました。 当協会の広報誌「みどりの風」(2024 No.56)の1ページ目を引用する形で令和6年春の活動を報告します。

 公益社団法人兵庫県緑化推進協会では、企業・団体様が社会貢献活動の一環として行う森林整備活動に対し、県・市町とともに指導・助言を行い、多様な担い手による森林整備など「新ひょうごの森づくり」を推進することとしています。

 現在、22の企業・団体が県内各地で森林整備活動をされていますが、今回は、その一例として、兵庫県立やしろの森公園をフィールドとするTOYO TIRE 労働組合の活動をご紹介します。

 企業の森づくりには、一度の森林整備活動に数百人が参加する規模の大きな森林整備活動から、TOYO TIRE 労働組合のように、家族と共に和気あいあいとした雰囲気で活動する小規模な森林整備活動があります。TOYO TIRE 労働組合による活動は、「様々な生きものたちが生息する豊かな自然と、どこか懐かしい、里山の暮らしの風景が広がる公園」という県立やしろの森公園のコンセプトにぴったりな活動です。

 ここでは、令和6年3月9日(土)に実施された活動をご紹介します。この活動では、県立やしろの森公園の「萬葉の小径(こみち)プロジェクト」で目指している、萬葉の時代の景観を模した散策路の創造を目指しています。

TOYOいきいき森づくり

当日の参加者は組合員、そのご家族を含めて13名です。

TOYOいきいき森づくり

イロハモミジなどの苗の植栽を行いました。


【活動内容】

(1)繁茂しているササを刈り払い、新たに植栽する植物に悪影響を与えるササの根を徹底的に除去し、新たに導入する植物がのびのびと
  生育できる土壌環境を整える。

(2)公園内の目立たない場所で自生していたヤマツツジ、キキョウ、オケラ等を、以前の活動で萬葉の小径に移植したが、その成長具合
  を確認し必要な手入れを行う。

(3)こぼれ種で自然に発芽したイロハモミジの実生苗や挿し木で増殖させたムラサキシキブの苗をササの根を除去して環境を改善した小径
  沿いにていねいに植栽する。

(4)法面に木製の杭を打ち込み、丸棒による土留め柵を設置し、山土を入れることで、植物を植えるスペースを造成し、そのスペースに
  カタクリを播種し、育成する。

(5)カタクリの植栽地周辺でお寺のイメージを演出するために丸い石を置く。

【萬葉の小径を充実させる】

  上記の活動内容で行った土壌整備や植栽スペースの確保及び装飾品(丸い石)の設置により萬葉の小径にふさわしい植物を増やして萬葉の
 雰囲気の醸成を図り、散策路を充実させていく。

TOYOいきいき森づくり
こどもたちも加わって、土留め柵を設置しました。
TOYOいきいき森づくり
法面に木製の杭を打ち込み、丸棒による土留め柵を設置し、山土を入れることで、植物を植えるスペースを造成し、そのスペースにカタクリを播種し、育成します。

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