三菱電機株式会社高周波光デバイス製作所「やしろ波光の森」
概 要
活動企業 :三菱電機株式会社 高周波光デバイス製作所
活動フィールド:加東市上久米1083-1(やしろの森公園内・園内一円)
活動期間 :令和4年度~令和8年度
活動の概要(企業・団体作成資料から転記)
活動項目
【森づくり活動】
植樹、下草刈、つる伐り、枝打、除伐、間伐、里山林整備、竹林整備、 環境美化、道づくりなど。
【その他】
森林空間を利用した活動(環境学習等)
活動の概要
・やしろの森公園協会の指導のもと、植樹、下草刈り、不用木の除去を中心に、活動地の林相に応じ、上記「活動項目」に記載の活動を実施
・弊所新入社員を中心に、管理監督者を含め毎年1回、10名前後で約5時間程度の森づくり活動を実施
・作業前後には、森の働きや整備の意義等を内容とした現地講義を盛り込むなど環境学習を実施
三菱電機株式会社高周波光デバイス製作所「やしろ波光の森」令和7年春の森林整備活動
1 概 要
令和7年4月18日(金)、加東市上久米の「やしろ波光の森」(兵庫県立やしろの森公園)において、令和7年春の森林整備活動が実施されました。
今回の受講生である同社の新入社員15名とやしろの森公園協会の講師3名による集合写真です。
2 活動内容
(1) 里山保全に関する講義と通路の整備作業について
同公園協会理事の尾内さんから里山の保全に関する講義がありました。
日本のおとぎ話の「桃太郎」に出てくるおじいさんは、山へ「しばかり」に行きますが、この「しば」はゴルフ場の「芝生」の「芝」ではなく、
普段の生活に必要な燃料を求めて山へ「柴」を刈りに行く「柴刈り」である。桃太郎の時代は、毎日の生活に必要な燃料を得るために、国民全員が
「里山林整備」をしていたことになる。柴刈り(除伐)をすることにより、 必要な燃料も確保できるし、森が明るくなり林床の植物に活力が生まれ、
「生物の多様性」が確保されることとなる。
里山林整備を実施する必要性についての講義がありました。
(2) 湿地の周回路の整備とその周辺の森林整備の実施
同公園協会理事の尾内さん外、県立やしろの森公園のスタッフの皆様の指導により次のことが行われました。
・貴重な湿地の生物を観察するための周回路を整備することとし、「A1湿地」に向かう通路の整備
(歩道の整備、階段の設置、土留めの設置等)を行う。
・林内を明るくするためと歩道の整備に支障となる樹木、特に常緑樹を伐採する。
・伐採した樹木を階段や歩道の整備や土留めの設置に使用する。
3 活動の状況
(1) 本日の作業に使用する道具や材料を手分けして運搬します。
花の最盛期を迎えている大変立派なコバノミツバツツジの株を愛でながら現場に向います。
森林整備の作業に使う道具と湿地の周回路の補修に使う材料を手分けして運搬します。
歩道の土留めに使う材を運びます。
谷側に土留めの材を杭で固定します。
山側の土を削り、その土を谷側に盛り、歩道を広げます。
山側の土を削り、削った土を谷側の土留めの木材に盛り、道幅を広げます。
土留めの木材に土を入れ、道幅を広げ歩道を整備します。
山道が完成しつつあります。
次は階段を作ります。
削った土を階段の上に盛って階段が完成しました。
立派な歩道が完成しました。
次に湿地に設置されている傷んだ木道を修理します。
傷んだ木道を修理します。
傷んだ木道を修理します。
木道の修理が完了しました。
森林整備活動終了のご挨拶です。